飛行機の非常口座席は快適なのか

知っておいても損しない雑学
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こんにちは、じゅの(@platinum_2015)です。

飛行機には何回も乗っていますが、なかなか座ることがないのが「非常口席」です。

普通の人が座ろうとしても予約できないことが多いですが、今回初めて非常口席に座わることができました。

 

今回のフライトではeJALポイントを使って特便の航空券を予約したんですが、事前の座席指定ができなかったんです。

それで仕方なく搭乗直前に座席を指定することに。

 

たまたま開いていたのが非常口席だったので、記念に1つ記事にしようかと思います。

ちなみに搭乗した機材はB737‐800、路線はHND-OKJです。


非常口席とはどんな席なのか

飛行機には万が一の事故に備えて非常口が用意されています。

もしも事故が起きたら、非常口を開いて脱出しなければなりません。

そんな重要設備である非常口がどこにあるのか、知ってますか?

 

実は何か所かありますが、一般的に非常口席と言われているのは機体の真中あたりにある非常口の横に位置するシートのことです。

 

 

ちなみに、私が今回座った非常口席はこんな席でした。

22番Kのシートは翼の真横ですから、眺望はジェットエンジンです。

後列の23番も非常口席です。

 

非常口席には他の席にはない特徴がいくつかありますが、最も特徴的なのが「脱出経路としての空間が確保されていること」です。

このため非常口席はシートピッチが広く、足を延ばして快適に過ごせるという特徴が生まれるんですね。

また、非常口席に座る人は非常時の脱出に協力する責任もあります。

 

快適な空間を得られる代わりに、ちょっとした責任感を与えられるのが非常口席なのです。

非常口席の広さや設備はどんな感じか

私が搭乗した飛行機はJALのB737-800という機体の非常口席です。

羽田ー岡山の短距離路線なので、飛行時間は1時間程度。

 

大した距離ではないので普通のシートでも苦痛ではないですが、やっぱり広い席に座れるのはうれしいですよね。

非常口席は普通席のエリアにありますから、クラスJのように追加料金を払う必要はありません。

 

クラスJの追加料金1,000円も魅力的ですが、非常口席に追加料金なしで座れるならそっちがいいかなと。

 

足元の広さは圧倒的

機内に乗り込んで座ってみると、普通席の狭さをまったく感じない広々とした足元に感激です。

どれくらい広いかというと、足を延ばしてバタバタしても大丈夫なくらいの広さです。

 

この写真は着席した状態で撮影してますが、とても広いことがわかると思います。

これだけ広いと手荷物を置いてしまいたくなりますが、他の席と違って手荷物を座席下に置くことはできません。

 

非常口席はあくまでも脱出経路として広く設計されています。

そのため、いくら広くても手荷物のような邪魔になる物を置いてしまうと脱出の妨げになってしまいます。

 

非常口席の肘置きが斬新

非常口に座って感じたのは広さだけではありません。

今まで座った席と明らかに違う非常口特有の肘置きとブラインドにはちょっとびっくりしました。

普通席との違いを写真で確認していきましょう。

 

まずは肘置きです。

22番Kの非常口席は窓側です。

非常口を最優先に考えているため、シートの窓側にある肘置きはとても小さく設計されています。

 

普通席では窓側の席でも肘置きがシートから伸びていますよね。

非常口席窓側の肘置きは小さすぎてほとんど役に立たないのです。

 

でも、肘置きがないと快適性が損なわれてしまいますから、ちょっと変わった方法で肘置きが設置されています。

 

 

どんな方法で設置しているのかというと。

 

シートから伸ばせないんで、非常口本体に肘置きが設置してあります。

この設計なら非常事態が発生しても肘置きが邪魔になることなく、通常時の快適性を保つことができますよね。

 

非常口席のブラインドは下げれない

飛行機の窓にはブラインドがあります。

日差しが強い時や夜間など、ブラインドを閉じることもありますね。

 

一般的にブラインドは下げるものです。

いつもブラインドを下げてますよね??

 

ところが非常口席ではブラインドが下がりません。

 

 

下げれないでしょ??

ブラインドを閉じる時には上げる仕様になっています。

これはちょっとびっくりしました。

 

非常口席の真横にある非常扉は窓の上部に取っ手設置されているため、ブラインドを上部に収納するスペースがないんでしょうね。

 

非常口席の感想

今回のフライトは短時間だったので足元の広さを喜んで終わりでした。

長時間のフライトだと広々とした開放的なシートで過ごすのと、狭い普通席で過ごすのではストレスの度合いに大きな違いが生まれるでしょう。

 

シートピッチが広いと座っている時だけでなく、様々な場面でメリットが生まれます。

フライト中にトイレなどで席を立つ時にも隣の人に気を遣わなくていいですし、収納スペースに荷物を上げ下ろしする時もスムーズです。

 

やはり非常口席は快適性が高いというのは間違いないような気がします。

 

非常口席には注意点も

快適な空の旅にもってこいな感じの非常口席ですが、いいことばかりではありません。

いくつか注意を要することがありますから、十分理解したうえで利用することをオススメします。

 

注意しておきたいことの1つ目は「基本的にリクライニング不可」ということです。

短時間のフライトなら問題ありませんが、長時間のフライトでリクライニングができないとしんどいでしょうね。

 

でも、安心してください。非常口席でも23番はリクライニングが可能です。

23番は非常口席ですが、後ろにある24番が普通の席なのでリクライニングが可能とされています。

 

ここで鋭い人は気が付いたかもしれませんね。

シートのリクライニングが制限される席は非常口席とは限りません。

制限されるのは非常口席の前の席です。

 

ということは、22番の前にある21番もリクライニング不可。

22番は非常口席ではないうえにリクライニング不可なので、ちょっとかわいそうな席ですね。

 

注意しておきたいことの1つ目は「非常口席は責任を伴う席」ということです。

万が一の非常事態発生時には乗務員の指示に従って脱出に協力する義務があります。

 

非常口席に座ると客室乗務員からシートポケットに挟んである「非常口座席のお客さまへ」を読んでおくように頼まれます。

 

万が一の緊急脱出なんてしたくありませんが、いざ注意事項を読むと「万が一のときに背負う責任」を感じます。

私は羽田ー岡山の短距離でさえ、ちょっと責任を感じながら座っていましたよ。

 

非常口席はちょっと普段とは違う感覚で飛行機に乗れるシート。

広々としたシートピッチの開放感はやっぱりいいものです。

しかし、非常口座席を利用するには年齢制限もあり、一定の責任感を持って対応できる人でないと座ることはできません。

 

いつものフライトとはちょっと違う感覚を味わって見るのもおもしろいですよ。

あとは安全運航で何事もなく目的地に到着することを、いつもより強めにお祈りしておきましょう。