アメックスのデスクに国内線の航空券を手配してもらうと「エアポート・ミール」という特典が付いていましたが、どうやら廃止されるようです。
またしてもサービスの廃止という悲しいお知らせですが、影響は限定的かと思います。
しかし、一定のユーザーは便利に活用していたと特典だと思いますから残念なことです。
エアポート・ミール・クーポンは2018年12月28日発送分を最後に廃止されます。
最終日に発送されたエアポート・ミール・クーポンは券面記載の有効期限までに使用しないと無効になります。
これからエアポート・ミール・クーポンを利用したいと考えている人は急いでくださいね。
ということで今回は、エアポート・ミールの内容を簡単に振り返りながら制度廃止がどれくらい痛手なのか検証してみたいと思います。
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エアポート・ミール(国内線)の条件
エアポート・ミールの特典は無条件でもらえるものではありません。
JALやANAの国内線をアメックスのトラベル・デスク経由で手配してもらった場合に空港での飲食に利用できる1,000円相当のエアポート・ミール・クーポン券がもらえます。
国内線の手配を頼むと手数料が必要
アメックスゴールドやアメックスグリーンの人は航空券の手配を頼むと1,200円+消費税が手数料として請求されます。
プラチナコンシェルジュデスクで航空券を手配してもらうと手数料はとられません。
私は手数料払ったことがないので、エアポート・ミール・クーポンをもらうとお得でしかありませんでした。
現在アメックスグリーン・アメックスゴールドのユーザーはH.I.Sアメリカン・エキスレス・トラベル・デスクから旅行手配することになっています。
プラチナカードのユーザーは古式ゆかしくプラチナコンシェルジュ経由での手配が可能ですね。
つまり、プラチナカードのユーザーならエアポート・ミールは手数料負担もなく利用できますが、通常は手数料1,200円+消費税を負担したうえで利用できるってことです。
エアポート・ミール・クーポンの使い方
エアポート・ミール・クーポンは羽田空港・伊丹空港の対象レストランで利用可能で、飛行機に乗る前のひと時にちょっとした食事をとる時には便利な特典。
プラチナコンシェルジュ経由で手配するとエアポート・ミール・クーポンは手配した航空券と一緒に送ってくれます。
使い方はいたってシンプルです。
空港の対象レストランで飲食し、会計時にエアポート・ミール・クーポンとアメックスのカードを提示するだけです。
航空券の提示を求められることもあるようですが、私は見せてくれと言われたことはありません。
まあ、明らかに大きなトロリーケースをひこずってますからね。
エアポート・ミール・クーポンは額面1,000円です。
もし、飲食代が1,000円を超えたら差額をアメックスで決済するルールになっています。
とっても少額な決済額でもアメックスで清算するので、ちょっと気まずかったりします。
飲食費が1,000円未満の場合でもお釣りはもらえません。
まあ、軽く食べても1,000円越えるくらいにはなりますけどね。
エアポート・ミール・クーポンはたった1,000円ですが、地味に助かります。
私はよくお世話になりました。
岡山行の最終便に乗る前に蕎麦を食べて帰ってましたね。
エアポート・ミール・クーポンの利用価値は??
アメックスプラチナカード以上のユーザーなら国内線航空券のみを手配してもらって国内旅行手配の手数料が不要。
しかし、アメックスグリーンやアメックスゴールドのユーザーは国内旅行手配を依頼すると手数料がかかってしまいます。
エアポート・ミール・クーポンがもらえたとしても、手数料が1,200円+消費税ではマイナスです。
200円+消費税がマイナスですよね。
わざわざ損するとわかっていてエアポート・ミール・クーポンを手に入れるためにH.I.Sアメリカン・エキスレス・トラベル・デスクから旅行を手配する人がどれくらいいるんでしょうかね。
おそらく、エアポート・ミール・クーポン目当ての人って少ないですよね。
プラチナカード以上なら旅行手配の手数料は不要なので、単純に1,000円得します。
私もプラチナカードでなかったらJAL公式ホームページから手配していたと思います。
損得で考えると、1,000円分のエアポート・ミール・クーポンはオマケ程度の考えておくほうがいいレベルってことです。
食事代が1食分浮いて地味に助かるよねーって感じです。
エアポート・ミールが廃止されても影響は限定的
アメックスのユーザー構成を考えると、アメックスプラチナやセンチュリンの人は少数。
大多数はアメックスグリーンやアメックスゴールドです。
つまりエアポート・ミール・クーポンをまったく無料で利用することができていた人は一部の人だけってことですよね。
多くの人はエアポート・ミール・クーポンが使えればラッキーとは思っても、わざわざH.I.Sアメリカン・エキスレス・トラベル・デスクから旅行手配しようと思わなかったのではないでしょうか。
だって、普通に考えれば手数料分が損ですからね。
そんなことを想像すると、エアポート・ミール・クーポンの利用はそこまで需要が大きいものではなかったのではないかと思います。
エアポート・ミール・クーポンは地味にうれしい特典でした。
しかし、カードの付帯特典はユーザーの需要と提携先のメリットを分析しつつ変化していくのが当たり前です。
過去に惜しまれつつ廃止された特典はたくさんありますが、新たに設定された特典もあります。
最近ではボーナスポイント・プログラムっていうのも始まりましたよね!

今回のエアポート・ミール・クーポン廃止は悲しいことですが、さらに利便性の高いサービスもきっと生まれてくるでしょう。
今後もアメックス利用者と提携先企業の相互メリットを計りながら新サービスが提供されていくことを期待しておきたいと思います。