目立たないスーツを着る人がお金持ち体質である理由

知っておいても損しない話
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スーツを着ることが多いエグゼクティブ。

お金に余裕がある人ほど高級なスーツを着ている傾向にあります。

ただし、見た目ではわかりにくいかもしれません。


なぜなら、意外にも地味で目立たないスーツを愛用する人が多いから。

お金持ちの実態を知りマネをすることで少しでもお金持ちの価値観に近づけるように、今回は「スーツスタイル」について掘り下げます。

お金持ちにとっての高級品とは

お金持ちはお金の使い方にシビアです。

何世代にもわたって築いてきた財産を減らすことなく次の代に引き継いでいくのは相当難しいことですから、無駄遣いせずつつましい生活を基本としていることが多いのです。

そんな伝統的なお金持ちは、「高級品」にお金をたくさん注ぎ込みます。

言ってることが矛盾してますかね?

しかしこれがお金持ちの発想なのです。


高級品=長く使える優れた製品

お金持ちはお金をたくさん持っていますから、本気になればいつでも高額な物を買うことができます。

しかし、お金持ちは「高額=高級」という安直な発想には決してならないのです。

お金持ちは大切なお金を使うのであれば、少し値段が高くても長く使える優れた製品を買い求めたいと考えます。不必要な装飾を散りばめてあるせいで値段が高くなっているものを実用的な製品とはみなしません。

あくまでも、実生活のなかで長く愛用できるものを買い求めるのです。


実はお金持ちのこうした行動は「徹底したコスパ意識」に基づいています。

お金持ちはお金の威力を最大化することに精通しているので、普段使いの品物にもコスパ意識をむき出しにして購入を検討します。


お金持ちは長い間大事に物を使いながら、コストパフォーマンスを高めていきます。

飽きのこない色やデザインを好み、用途にあった最高のものを使い続けます。


そして、お金持ちはその発想をいろんなところで応用します。

今回のテーマ、スーツスタイルも例外ではありません。

では、お金持ちの考える高級なスーツはいったいどんな雰囲気なんでしょう。


伝統的なお金持ちが好む「高級スーツ」とは

伝統的なお金持ちは「ブランド名」をあまり気にしません。

むしろ、ブランド品は割高であることを知っており、避ける傾向があります。

ハイブランドの派手な広告やイベントの費用はすべて販売収益から出されるわけですから、製品の出来栄えに対して販売価格が割高になってしまうのは当然の事です。


お金持ちは割高な製品を求めないので、余程の理由がない限りハイブランドのスーツを買わないのです。

むしろ、生地の品位や丁寧な縫製に重きを置いて価格に見合ったスーツを愛用することを好みます。


スーツの色柄は「ネイビー」か「グレー」

お金持ちはダークな色を好みます。

基本的にネイビーかグレーです。

柄はピンストライプやペンシルストライプあたりが好まれますが、あまりピッチが広いものは悪目立ちするので避けられます。


上品さをしっかりと演出するには、基本的に無地が重宝します。

無地を選ぶと生地の素材と染色レベルがダイレクトにわかるので、見比べていけば自然と高級品を選びたくなります。

高品位の生地を選べば、生地の微妙な光沢感やさわり心地が最高。

無地なのに「お育ちの良さ」をひそかに主張し、身に着ける人の立ち姿に美しさを醸し出してくることでしょう。


生地は製造元によって色合いや生地の風合いが異なり、無地といっても幅広い表情を楽しむことができます。

同系色で生地を微妙に変えながらスーツをそろえていくと、「いつも一緒に見えても実は毎回違うスーツスタイル」を構築していくこともできます。

いつも見ても「いい服」を着ていると思われるには、素材からにじみ出る「上品さ」が重要。

シンプルな素材になるほど、品位の違いは明らかにわかるようになるのです。


スーツのサイズ感と雰囲気に影響する「仕立て」を重視する

スーツの良し悪しは「生地の良さ」に加えて「仕立て」が大事です。

最近は良質な生地を使って中国で縫製するケースも多く、低価格で品質の高いスーツが提供されています。

量販店のスーツは「品質と価格のバランス」が取れているので、若い世代がビジネスで使うならいいかなと思います。


しかし、エグゼクティブは量販店のスーツではなく「納得のいくスーツ」を買い求めます。

スーツはビジネスや少し改まった場で着用する「男の戦闘服」です。戦闘服に隙があってはいけません。

隙のない引き締まったスーツスタイルを作るためには、サイズがしっかり合っていることが最低限求められます。


立ち姿だけでなく、座った姿勢や腕を回す動作など、スーツが体を包み込みながらストレスを与えないサイズ感でフィットしていないといけません。

既製品を補正するとどうしても無理が生じるため、出来上がりの美しさを考えると「オーダー」が最善です。


最近はパターンオーダーが広く普及しているので、フルオーダーに比べて低価格で体にフィットしたスーツを作れるようになりました。

お金持ちは流行を追うことなく、数年着ても全く違和感のないベーシックな形でスーツをオーダーしていくものです。


派手な色柄は難易度が高くコスパが悪い

スーツスタイルで「明るすぎる色」や「目立ちすぎる模様」は避けるべきです。

インパクトの強い色柄は人の目をひきつけますが、すぐに飽きられてしまいます。


ドラえもんのような青いスーツを着ていれば、目立つに違いありません。

大柄なチェック柄のスーツを着ていれば、一瞬で存在に気が付かれれるでしょう。

インパクトが強すぎる装いは相手の印象にも残りやすいため、「また着てるね!」と思われやすくなります。

その印象を自分自身のアイコンとして活用できる場合は問題ないですが、一般の人がビジネスシーンで服装をアイコンとするのはとてもハードルが高いことです。


いつも同じものを着ていると思われないようにするには、違う印象のスーツを買うしかありません。

違う色柄のスーツを用意すれば、シャツやネクタイも合わて購入することになります。

色同士の組み合わせ、柄同士の相性を考えながらスタイルを考えていると、シャツやネクタイもどんどん増えてしまいます。


スーツスタイルでは「シンプルなスタイル」をめざしていくとアイテムも少数で足りるようになります。

購入コストとスタイリングの省力化を考えれば、派手な色柄で既視感にあふれたスタイルをめざすことに価値を見出せません。


プライベートな時間を過ごすときには、少し色や柄で遊ぶのも楽しいもの。

ライトブルーやピンク、ベージュ、パープルなど華やかな色彩でジャケットスタイルを楽しむのもありだと思います。


しかし、ビジネスの場では別。

なるべく上品さを訴求できるスタイルをめざして、費用対効果を高めていく発想が無難です。


まとめ

良いものを長く使うという感覚がある人には、お金持ちのスーツ選びの基準は理解しやすいのではないでしょうか。

なるべく無難な色柄とデザインにしておけば、いつまでも違和感が生まれません。


そして、長く愛用することで着心地も体になじみ、結果的に節約につながります。

でも、お金持ちはただそれだけの理由で地味なスーツスタイルを実践しているわけではありません。


お金持ちはスーツで目立つ必要がない

お金持ちは人に自慢する必要がありません。

「私はお金持ちです!」とわかる服装で見せびらかしをすると、狙われる可能性すらあります。

そんなリスク背負いたくないですよね。


だからお金持ちは目立ちたくないのです。

できる限りみんなの中に紛れ込んでバレないようにしよう。

これがお金持ちの発想です。


スーツは相手の為に着るもの

スーツスタイルで決めるときは誰かに遭う場合がほとんどです。

ビジネスの場では変なスーツを着ていると人格を疑われます。


もし、保険の営業マンが真っ白なスーツで現れたらどう思いますか??

銀行員がパープルのスーツで爽やかに現れたらどう思いますか??

絶対マイナスの印象ですよね。


やはり、公の場で着用するスーツは品格のある着こなしで通すのが礼儀です。これから出会う人たちと良い関係を作るためには第一印象が大事です。

嫌味のない清潔感あふれるスタイルで誠実さを伝え、相手を思いやる姿勢を見せることが必要なのです。


スーツスタイルでも個性を表現できる時代になってきました。

個性を突き通す場面は当然あってもいいと思います。

しかし、何事も基本をマスターしてから応用に進むものです。


ベーシックな大人の装いを実践しながら、少しずつ印象を変えていくのが正攻法。

お金を有意義に使うためにも「上品で汎用性の高い大人な着こなし」を実践してみてはいかがでしょうか。



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この記事を書いた人

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