【ポジショントークに注意】お金の相談は銀行に限定しないのが得策

お金の運用やローンの知識
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お金の話をすると嫌われます。

日本人は働くことを美徳とする反面、お金の話をひどく嫌う不思議な人たちです。

そんな環境なので友達同士や家族で気軽にお金の話をするのは難しいです。


では、みんな誰に相談するんでしょうか。

お金の話をするとしたら、ほとんどの人は「銀行」ってイメージではないでしょうか。


でも、それって本当に「相談」になってるんでしょうか。

相談しているつもりでも、セールスにあってるだけかもしれませんよ。

銀行などの金融機関は必ずしも「お客さん優先」ではありません。

今回は銀行などの「ポジショントーク」について掘り下げていきます。

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銀行は生き残るために「バトルロワイヤル中」です

教師キタノが「これからつぶし合いをしてもらいます。」と言ったかのように、銀行は壮絶な戦いを繰り広げています。

わりと気が付いていない人もいますが、銀行などの金融機関は相当厳しい時代です。


日本はこれからどんどん人口が減ります。

2050年には1億人を割り込む予定です。

現在の人口から3000万人減るんですよ。

成長はストップどころか後退します。

日本は世界でも豊かな国なので、すぐにつぶれることはないでしょう。

でも、人口減少によって間違いなく「需要が減る社会」になり、ゆるやかに貧しい国になっていくと思われます。


銀行は金利だけでは生き残れない時代

お金の需要が減ると「お金を貸す人」は儲からなくなります。

需要があれば高い金利でお金を借すことができますが、需要がなければ低い金利でないと借りてくれません。

金利が低くなると、たくさんのお金を貸しださないと儲からないですが。。。

たくさん借りてくれるわけがありません。

なので、金利による利益だけでは銀行は生き残れません。


では、銀行はこれからどうやって生き残っていくつもりなのでしょうか?

低金利で貸しておいて、いきなり金利を跳ね上げるつもりなのでしょうか??


銀行は手数料で稼ごうとしている

銀行の金利は市場金利に連動して決まっているので、いきなり金利を跳ね上げるような荒業は不可能です。

銀行は低金利の時代がこれからも続くことを想定しており、「金利収入」だけではなく「手数料収入」に力を入れるようになっています。


銀行の手数料といえば、ATMの手数料や振込手数料などがイメージしやすいですね。

厳密に言えば、ATM手数料は銀行の儲けとは言いにくいんですが。

手数料って地味に高いので気分はよくないですね。


昔から知っている「手数料」以外にも、銀行は「新しい手数料」を収入に組み込んでいます。

どんなものがあると思いますか??


たとえば、こんな感じです。

  • 保険商品の販売
  • 投資信託の販売
  • 資産管理

銀行の窓口ではお客さんの属性に応じて保険・投資・資産管理などを提案し、ニーズを掘り起こしています。

これらを提案して販売することで、銀行には手数料が入ってくる仕組みです。

さらに銀行はどんな商品を売っても損しないのでお客さんが契約してくれるとぼろ儲けです。


銀行は賢いですね。

そんな銀行に無防備な普通の人がセールスされたら、知らないうちに手の平で踊らされてしまいます。

資産を預かって運用をサポートしたり、ファイナンシャルプランナーの資格を活かしてライフプランのサポートをしたり、いろいろやってお客さんを囲い込んでいこうとしますからね。


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銀行員もポジショントークです

誰でもそうですが、銀行員もポジショントークをしています。

売りたいものを売るために、お客さんにセースルしています。


銀行員は優秀なセールスマン

投資信託も保険も銀行で契約すると基本的に高いですが、銀行は顧客データをもとに練り上げたセースルトークで提案してきます。

年齢や性別、家族構成、年収からお客さんに提案できそうな商品を選び、セールストークを考えておくことができますからね。

銀行員は相談相手というよりも、とても優秀なセールスマンです。


もし他の銀行に魅力的な商品があることを知っていても、自分の銀行の商品を売るためのセールスを展開するのです。

当然ですが、他社の商品と自社の商品を差別化するためのトークも用意しています。

それはどんな業界でも同じです。


お客さんのことを第一に考えていると言いながら、他社のすばらしい商品は教えてくれないなんて不親切ですよね。

でも、銀行だって会社なので自社の商品を推してお客さんを囲い込もうとする当然のことです。

なので、終始自社推しの銀行員だって悪くないのです。


冷静に考えることが大事

大切なのは「はたして本当にそうなのか?」と冷静に考えることです。

「〇〇銀行の人が言っているから大丈夫!」と信じ込むと損することもあります。


わからないことは質問して、理解を深めることが大事です。

質問しても理解できないことは手を出さないほうが得策です。

良い事ばかりを言う人は基本的に信じないほうがいいでしょう。

良い点も悪い点も明らかにして、理解を深めて納得してから契約するようにしましょう。


何事も急ぎ過ぎると失敗します。

そして、知識不足だと失敗したことにすら気が付かないこともあります。

失敗に気が付かないと、リカバリーも効かないです。

銀行が「利益」を求めていることを忘れてはいけない

ちょっと銀行を批判したみたいになりましたが、銀行は必要です。

銀行は上手に利用しないとダメです。

銀行の言うことを何も考えずに信じ込んでいると、思わぬ損をするかもしれません。


覚えておかないといけないのは、銀行が「利益」を求めていることです。

お金の貯め方、ローン相談、相続対策など金融取引に関する知識を提供して「相談者の利益を第一」に対応してくれますが、その背後には必ず「銀行の利益」が存在します。


日本は資本主義の国なので、会社が利益を追求することは悪ではありません。

銀行もしっかり儲けないと存在し続けることができませんからね。


問題なのは、厳しい競争で追い詰められた銀行が利益を求めすぎて金融知識の少ない人をターゲットに商品を販売してしまうことです。

たとえば、こんなイメージです。

  • 金利が低い→カードローンを宣伝して融資を増やす作戦
  • 手数料がほしい→投資信託や保険を販売

銀行が利益を求めることは大事ですが、「誰にどんな商品を提供するか」という点がさらに大事です。


銀行は「お金をうまく回して社会を豊かにすること」が仕事です。

しかし、金融知識の少ない人にカードローンを推してみたり、投資を推してみたりと「利益」があるものを推してしまいます。


こんな時代なので、自分の身は自分で守るようにしましょう。

瞬間的に「いいな!」と思っても、調べたり人の意見を聴いたり、別の銀行に相談したり、手段はいろいろあります。

一歩引いたところから、理想と現実を冷静に見極めて助言してもらえれば最高です。


そんな相手は少ないかもしれませんが、いないことはありません。

自分のことは自分で決めるけど、いろんな知識をもったアドバイザー的な人がいる。

↑これが最強です。