アメックスとセゾン・アメックスの違い

カードを活用するための知識
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アメックスとセゾン・アメックスってなにが違うんでしょうか。

セゾン・アメックスは年会費もお手頃でサービス内容も充実している人気のクレジットカードですが、アメックスのカードなのかといえば全く別物。

カードフェイスに百人隊長が描かれていれば全部アメックス。

国際ブランドがアメックスなら全部アメックス。

こんな風に理解していると間違いです。

今回はアメックスとセゾン・アメックスの違いについてお話ししておきたいと思います。

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カードを発行する会社の違い

アメックスもセゾン・アメックスもカード券面に百人隊長が描かれていますね。

世界中で見渡してもカードに独特な美しいデザインはアメックスのブランドアイコンとなって言いますよね。

百人隊長が描かれたカードを見れば「アメックス」と認識してしまうのはとても自然なことです。

実際、百人隊長が描かれているカードは「アメリカンエキスプレスが発行するカードのみ」でした。

しかし、今は違います。

いまでは、アメリカンエキスプレスが発行するカード(プロパーカード)だけでなく、アメリカンエキスプレスと提携したカード会社が発行するカードにも百人隊長がデザインされているのです。

その提携カードこそ「セゾン・アメックス」なんです。

アメックスが発行しているカード

アメリカンエキスプレスのカードは公式にグリーン・ゴールド・プラチナの3種類のプロパーカードを発行しています。

一部の顧客向けに最上級カードとしてセンチュリオンカードを提供していますが、一応非公式の扱いのようです。

また、旅行に関連したサービスに定評のあるアメックスでは、ANAアメックスやSPGアメックスといった航空会社やホテルと提携したカードも発行しています。

ANAアメックスやSPGアメックスは国内旅行でもメリットを感じることができるため、人気の高いカードです。

決済時の国際ブランドはアメリカンエキスプレスで、基本的な付帯サービスはすべてアメリカンエキスプレスが提供します。

一部の提携カードでは提携先からの特別なベネフィットが追加提供されているので、使い方によってはお得感が大きくなるものもあります。

アメリカンエキスプレスの公式ホームページに掲載されているカードは発行元が「アメリカンエキスプレス」と覚えておけば間違いありません。

セゾンが発行しているカード

一方のセゾン・アメックスは信販会社である「クレディセゾン」がアメリカンエキスプレスとのライセンス契約に基づいて発行している提携カードです。

アメリカンエキスプレスはカードの審査・発行には関与せず、クレディセゾンが発行するカードに対して決済サービスと会員向け特典の一部を提供しているだけです。

セゾン・アメックスの基本的な付帯サービスはアメックスではなくクレディセゾンが提供するため、デスクの対応やポイント制度などはアメックスではなくクレディセゾンのものが提供されていたりします。

あくまでも、アメックスとの提携関係のなかでセゾンカードユーザーにもアメックスの素晴らしいサービスをちょっとだけ開放しているというイメージですね。

セゾン・アメックスを自慢してはいけない

クレジットカードの審査の難易度や提供されるサービスの質は、発行する会社がどこかによって大きく異なります。

アメリカンエキスプレスのプロパーカードを利用している人たちから見れば、セゾン・アメックスは「あー、提携カードね」という認識です。

セゾン・アメックスを取り出して「アメックスもってるんですよー」と自慢したりすると恥ずかしいと思いますから、絶対に自慢するのはやめましょう。

私の知人がタカシマヤカード(これもセゾンが絡んでますが)を取り出して、「アメックスを作ったんじゃ」と言っていたのが印象的過ぎて。

恥ずかしいです。無知は怖いです。

タカシマヤカードもセゾン・アメックスも「セゾンカード」にアメックスの決済サービスとアメックス会員向け特典の一部が提供されているだけです。

どちらもアメックスではありません。

「発行会社が違えばまったく別物」

見た目が似ていようが、名前が似ていようが、別物です。

セゾン・アメックスはアメックスプロパーに激似

アメックスとセゾン・アメックスはまったく別物のカードですが、本当によく似ています。

百人隊長のデザイン使用や付帯サービスの一部提供をよく認めたもんだと感心します。

おそらくセゾンもかなり提携交渉に力を注いだんではないでしょうか。

カードの券面デザインも「AMERICAN EXPRESS」の文字と百人隊長を描いてありますから、パッと見ではアメックスプロパーに見間違えてしまう人がいても仕方ありません。

海外でセゾンアメックスを提示したらアメックスプロパーと間違われてタナボタ的に手厚いもてなしを受けられるケースもあるようですが、真偽不明です。

しかし、カード券面の左半分をほぼ占領するセンチュリオンが大きすぎてちょっとやりすぎに感じてしましますが。

このカード券面ではアメックスプロパーとセゾンアメックスの歴然たる違いがわかりにくいかもしれませんが、カードの名前をしっかり見ればわかります。

「セゾン・ゴールド・アメックス」と「アメックスゴールド」

気が付きましか??

微妙すぎて気が付かないかもしれませんが、よく見ているとちょっと違和感ありませんか??

セゾン・アメックスは「セゾンゴールド・アメリカンエキスプレス」と書いてあることに気が付きましたか??

これは大きな違いです。

アメリカンエキスプレスが発行するカードは「アメリカンエキスプレスカード」「アメリカンエキスプレスゴールドカード」「アメリカンエキスプレスプラチナカード」という表記になりますよね。

あくまでもアメックスの一般カード・ゴールドカード・プラチナカードという区別ですよね。

一方のセゾン・アメックスは「セゾン・ブルー」「セゾン・ゴールド」という表記の後にアメックスがついています。

セゾン・アメックスはあくまでもセゾンカードとしての「ブルー」「ゴールド」という区別になっているんです。

名前からわかること

カードの色によって年会費やサービス内容は大きく変わります。

セゾンアメックスもゴールドやプラチナになれば付帯サービスが豪華になるのですが、大切なのは「カードの色によって変わるサービスをどこが提供するか」です。

セゾンアメックスの場合、カードの色は「セゾンゴールド」「セゾンプラチナ」という名前の通り、クレディセゾンの基準で決定されています。

つまり、「セゾンゴールドアメックス」は「セゾンゴールドカードでアメックスの決済サービスと会員特典の一部が利用可能なカード」という位置づけなのです。

これはプラチナでも同様です。

アメックスプロパーのゴールドやプラチナは高額な年会費が必要ですが、特典はきわめて豪華な内容です。

一方のセゾンアメックスは手ごろな年会費でセゾンの優れたサービスを軸に構成された実益重視の特典が用意されています。

どちらが優れているかは視点によって変わりますが、まったく違う長所をもった二つのカードと言えると思います。

まとめ

セゾンアメックスは決して悪いカードではありません。また、アメックスも決して悪いカードではありません。

ただ、どちらのカードも全く性質が違うカードです。

セゾンアメックスにステータスを求めてはいけませんし、アメックスにコスパを求めてはいけません。

根本的に軸足が違います。

コスパ重視を突き進むならセゾンアメックス、本物志向の人はアメックスってくらいの棲み分けでいいとは思いますが。