W大阪宿泊記(+セントレジス)

旅行にまつわる話
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ナニワのW。

大阪はガヤガヤとした街。

それが大阪のイメージであり、まさに大阪らしさ。

カジュアルでポップで、「ガヤガヤ」なのです。

そんな大阪にできたWホテルを訪れた際の記憶をシェアしたいと思います。

ナニワのWを訪れる前に立ち寄ったセントレジスの華やぎあわせてお楽しみいただければ幸いです。

インビテーション

ひょんなことから大阪のWホテルに知人の記念日で呼ばれ、羽田空港から伊丹経由で難波の地へ向かいました。

朝イチで御堂筋に着き、チェックインまで時間があったためWホテルにほど近いセントレジスで時間をつぶすことにしました。


聖なるロビー

白亜のデザインのロビーはオープン時から変わらずそこにあります。

昔と比べて私にとってはどんどん馴染んだものになってきています。

東京のディーラー、アートフロントのセレクトによる金屏風のヒョウの絵画も当初とかわらぬ凛とした表情をたずさえています。


少し雨が降っていましたが、せっかくなので中庭へ出てみます。

枯山水を越えた視線の先にWホテルの象徴的なアイコンが見えます。


金屏風のバー

正午になりバーが開いたため、中へと進んでいきます。


白亜のロビーとは対照的な濃度の高い深青のインテリアに黄金の壁画が鎮座します。


腰掛けて茶葉とミルクを煮詰めたロイヤルミルクティーをチョコレートプレートと共にいただきます。


関西のW

さて、昼も過ぎたところで目的地のWまで徒歩で向かいます。

SNSでもよく見かける象徴的な紅のアプローチトンネルです。


ロビー階でエレベーターを降りるなり、様々な人やカルチャーの集合を意味するコケシたちが出迎えます。にぎやかなポップさの中にもひとつまみのエロスがほのめかされるのが、このホテルの特徴です。


なんとなく大阪名物を思わせるモチーフのエントランスカウンターでチェックインを受けます。


天井高、スケールともに十分に広くとられたラウンジ空間です。


オランダのコンクリート社によるポップなデザインには随所に彼らの解釈によるオオサカのイメージが散りばめられています。キッチュさと可愛さの絶妙な境界を狙いながらも、魅力的な空間を作りあげています。


これはかなり思い切ったトイレのサインです。丸のモチーフはくりかえし客室に至るまでホテルを通してあしらわれています。


ダイニングを見学します。隣接するロビーラウンジとはうってかわって、白を基調とした綺麗な空間です。


客室へ

そしてエレベーターで客室フロアにあがり部屋にはいると、記念のバルーンと可愛らしいタオルアートがベッドの上に鎮座していました。


40㎡強と、ラグジュアリーホテルとしては決して広くはないサイズながら、カラフルな偏向ガラスやクローゼット裏のイラスト柄など、こぎみよいアクセントをきかせたシンプルな構成と仕掛けで楽しませてくれます。


また浴室は間仕切りを動かすことで寝室と完全に一体化され、空間を最大限に広く使うことが可能です。


壁面いっぱいのミラーも特徴的なストライプのライティングで彩られます。

知人たちと夜通し語らったあと、眠りにつきます。


パンとコーヒーを

朝起きて身支度をしたところで、昨日見学したダイニングへ向かいます。

軽くベーカリーバスケットとコーヒーをいただくことにしました。


トレーの中からいくつか選んだベーカリーをサーブしてもらいます。


香水瓶に入ったサニタイザー、ピンクのマグカップなど気の利いた可愛らしい調度品がテーブルを賑わせます。


アーバン調スイート

チェックアウトまで時間があるので、他タイプのお部屋を見学させていただきました。


今日見せてもらったのは80m2のちょうどなスケール感のスイートルームです。


かなりコンテンポラリーにふれた、スタイリッシュなつくりでした。


Wを体感


チェックアウトをすませ、ホテルを後にします。


大阪の街に突如現れたモノリスの中には、やはりオオサカ的な賑わいがホテルのかたちをとって詰め込まれていました。

この街のカルチャーにフィットした豪奢なホテルを、ぜひ一度味わってみてください。


【滞在したホテル】

W大阪


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この記事を書いた人
深尾紀彦

ステイ・アート代表
ホテルを中心に様々なアートプロジェクトやコンテンツ制作をおこなっています。
一級建築士でホテル・リゾート企画設計、デザイン等も行います。
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twitter ⇒ @noristay1
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