お得に飛行機を利用するなら特典航空券がオススメですが、数に限りがあるので常に利用できるとは限りません。
土日は競争率高いので特典航空券も利用できないことが多いんですよね。
特に人気路線だとその傾向は強くなります。
でも、なるべくお得に空の旅を楽しみたいもんです。
なんかいい方法ないかしらと、探してみるとJALビジネスきっぷという面白そうなものを発見しました。さっそく調査して簡単にまとめてみたいと思います。
JALビジネスきっぷとは
JALの運賃は普通運賃・往復割引・株主割引・特便割引などに分かれていますね。
基本的に予約変更が可能であったり、払戻・取消の制限が少ないものになればなるほど運賃は高額になります。
最も料金が高いのは普通運賃ですが、予約変更などに最も柔軟に対応できる航空券でもあります。
逆に、特便割引や先得などの大幅な割引を提供してくれる格安の運賃になると、予約変更は不可だったりと柔軟性は失われてしまいます。
そんなJALの運賃体系を見ていると、気になるものを発見。
それがJALビジネスきっぷです。
JALビジネスきっぷは安いのに柔軟性あり
JALビジネスきっぷの素晴らしいところは価格と柔軟性です。
当日でも予約可能で普通運賃よりも安く提供されている航空券ですが、予約変更も可能。
出発の15分前までに変更してしまえば、特にペナルティはありません。
この柔軟性は普通運賃で購入した航空券と同じです。
でも、価格はJALビジネスきっぷのほうが圧倒的に安いんですから、お得さが際立ちます。
どうしてそんなに安いのか気になってしまいますよね。
安いものには何かしらの理由が存在するのです。
その理由とは一体なんでしょうか。
JALビジネスきっぷのデメリット
魅力的な価格で驚くほどの柔軟性を持ったJALビジネスきっぷには、デメリットも存在します。
そのデメリットというのが利用条件に明記されています。
- JALカード会員本人のみ利用可能
- 有効期間内に同一路線を2回(往復利用、同一方向2回のいずれも可能)搭乗すること
- 支払はJALカードに限定
飛行機を頻繁に利用する人にはデメリットにならないようなことですが、たまに飛行機に乗るだけの人にはおおきなデメリットになる可能性もあります。
まずJALカードを持っていないと利用することが不可能。普段まったく飛行機を利用しない人ならJALカードを持っていないこともあるでしょう。
わざわざJALカードを作る必要があるので、面倒だと感じる人にはデメリットでしかありません。
でも、JALカードを持っておくだけで利用可能になるので大したハードルではありませんよね。
そんなところよりもっとハードル高いのが、有効期間内に同一路線を2回利用する必要があることです。
有効期間は最初の搭乗日から90日です。
旅行の際に往復利用すれば問題ないですが、90日の間に再度同一区間を利用しない場合は払い戻しもなく丸損。
ある程度の頻度で出張利用している人ならハードルは下がりますよね。
平日夕方の飛行機は割と混雑するので、急な出張で飛行機に乗りたい時に普通運賃しか選べないと相当高くつきます。
そんな時にJALビジネスきっぷがあれば、かなり割安な価格で予約変更も可能な航空券を手に入れることができます。
JALビジネスきっぷは得なのか
価格のみを比べるとJALビジネスきっぷは特便や先得よりも高額な航空券です。
なので、とにかく安い料金で飛行機に乗りたいと考えている人にはオススメしません。
特便や先得は低価格であるかわりに、予約変更の制限があり柔軟性に乏しい航空券です。
搭乗する日の何日も前から予定を確定できる場合は問題ありませんが、予定が目まぐるしく変わってしまう人には特便や先得のような囲い込み商品はリスクになってしまいますよね。
柔軟性をとるか価格をとるか、とても悩ましいですが多くの人は価格をとります。
やはりキャッシュをあまり使いたくないですからね。
私も特便割引を利用して、なるべく支払額を抑えるようにしています。
しかし、急な出張・帰省に活用することを想定するなら普通運賃と同様に予約変更が可能なJALビジネスきっぷを選択することも賢い選択になり得ます。
JALビジネスきっぷは普通運賃よりも大幅に安いです。
そのうえ予約変更の柔軟性を確保できるわけですからね。
価格差よりも予定変更時の柔軟性を重視したい人には、特便・先得よりもJALビジネスきっぷのほうが圧倒的にお得に感じることもあるでしょう。
マイル積算も普通席で100%、クラスJなら110%なので、地味にお得。
こんな細かいところも含めて考えれば、JALビジネスきっぷは使い方次第で特便や先得よりもお得な航空券のように思えます。
特典航空券が利用できない悲しい状態になってしまったら、JALビジネスきっぷの活用も考えてみるといいでしょう。
往復の旅程であったり、90日以内に再度同じ区間を利用する場合などにJALビジネスきっぷを利用してみるのもおもしろいと思いますよ!