京急の「羽得きっぷ」と「羽得2枚きっぷ」の違い

旅行にまつわる話
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羽田空港から都心へのアクセスに便利な京浜急行。

お得なきっぷも販売されているのでとても助かります。


羽田空港から都心へのアクセスに便利なきっぷと言えば「羽得きっぷ」と「羽得2枚きっぷ」ですね。

2019年9月末で「羽得2枚きっぷ」の販売は終了。

なので、今は「羽得きっぷ」しかありません。

そのあたりの詳細はこちらの記事でまとめてあります。


  • 羽得きっぷ
  • 羽得2枚きっぷ

今回は2つのお得なきっぷの違いを解説していきます。

※ここで紹介している内容は2019年9月までの内容です!

地方住みの人しか買えない「羽得きっぷ」とは

京急が販売する「羽得きっぷ」は、地方から東京にやってくる人たち向けに用意された企画乗車券です。

そのため、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県の1都7県の旅行会社では取り扱っていません。


「羽得きっぷ」が買える場所

近畿日本ツーリストやJTBの店舗(1都7県を除く)で事前購入できます。

普通のきっぷと違って駅の券売機では買えません。

旅行会社の窓口で取り扱っているだけなので、わざわざ買いに行かないと手に入らないのが残念です。


「羽得きっぷ」の利用区間や有効期間

羽得きっぷは往復乗車券で、羽田空港から2方面の行先が用意されています。

  • 羽田空港国内線ターミナルから泉岳寺(品川)
  • 羽田空港国内線ターミナルから横浜。

有効期間は泉岳寺(品川)・横浜の方面に関わらず9日間です。

東京・横浜で数日滞在しても大丈夫ですね。


地方限定販売の 「羽得2枚きっぷ」とは

同じく京急が販売する「羽得2枚きっぷ」は、 地方から東京にやってくる人たち向けに用意された京急の自動券売機で発売されている乗車券です。


「羽得2枚きっぷ」が買える場所

全国の地方空港(新千歳・函館・小松・伊丹・徳島・高松・岡山・米子・広島・大分・北九州・福岡・長崎・熊本・鹿児島・宮崎・那覇)で購入できます。

地方空港17港には「京急の自動券売機」が設置されていて、飛行機に乗る前に購入することができます。


「羽得2枚きっぷ」の利用区間や有効期間

羽得2枚きっぷは1人が往復で利用するか、2人が片道で利用することができます。

羽得2枚きっぷは、羽田空港から2方面の行先が用意されています。

  • 羽田空港国内線ターミナルから泉岳寺(品川)
  • 羽田空港国内線ターミナルから横浜

有効期間は泉岳寺(品川)・横浜の方面に関わらず10日間です。

羽得きっぷより有効期間が1日長いですね。


「羽得きっぷ」と「羽得2枚きっぷ」は安くてお得

どちらのきっぷも公式HPで紹介されていない「謎の多いきっぷ」なんですが、調べてみると「羽得きっぷ」も「羽得2枚きっぷ」もかなりお得なきっぷです。


羽田空港ー泉岳寺(品川)と羽田空港ー横浜の2区間が設定されているので、普通運賃に比べてどれくらいお得なのか確認してみましょう。


羽田空港から泉岳寺(品川)に向かう場合の運賃比較

まず普通運賃の確認です。

普通運賃だと羽田空港ー品川間は片道410円、往復820円です。


では羽得きっぷや羽得2枚きっぷの運賃はどうでしょう?

  • 羽得きっぷ⇒往復600円
  • 羽得2枚きっぷ⇒往復620円

明らかに安いですね。

普通運賃との差額は最大で往復220円にもなります。


羽田空港から横浜に向かう場合の運賃比較

普通運賃だと羽田空港ー横浜間は片道480円、往復960円です。


では羽得きっぷや羽得2枚きっぷの運賃はどうでしょう?

  • 羽得きっぷ⇒往復600円
  • 羽得2枚きっぷ⇒往復620円

通常運賃との差額は最大で360円にもなります。

羽田空港ー横浜間の場合、羽田空港ー品川間に比べてさらにお得度が高いですね。。

これだけの差があれば無視できません。


羽得きっぷは「旅行代理店で購入」、羽得2枚きっぷは「地方空港(17空港限定)で購入」と入手に制限があります。

しかし、空港で購入できる羽得2枚きっぷはいつもの飛行機に搭乗する前に購入するだけです。

これなら手軽に利用できるのではないかと思います。


「羽得きっぷ」と「羽得2枚きっぷ」は利用価値が大きい

「羽得きっぷ」も「羽得2枚きっぷ」もデメリットがないと言っていいほど優秀なきっぷです。

通常運賃よりもかなり安くなって、有効期間も10日程度と長く非の打ちどころがありません。


それでもあえて文句を言うなら2点。

  • 東京では買えない
  • 事前購入制

地方から東京・横浜方面に出かける人向けなので、東京で買えない事前購入制のきっぷになってるんですけどね。

それでもお得なきっぷなので、そこは理解して活用したほうがいいと思います。


「羽得きっぷ」を旅行代理店まで買いに行くのは無駄

「羽得きっぷ」は旅行代理店の店舗で取り扱っているきっぷなので、旅行中に買い求めることはできません。

事前に購入しておかないと利用できないので、わざわざ旅行代理店まで足を運んできっぷを手配してもらう必要があります。


旅行の手配そのものを旅行代理店の店舗でお願いするなら問題ありません。

しかし、「羽得きっぷ」を買う目的だけで旅行代理店に行くのはコスパが悪いです。


「羽得2枚きっぷ」は買い忘れに注意

「羽得2枚きっぷ」は地方空港限定販売です。

出発前に買い忘れたら買えません。


羽田空港から都心へのアクセスには「東京モノレール」や「リムジンバス」などの交通機関もあります。

東京モノレールのお得なきっぷもなかなかいいですけどね。


しかし、京急の「羽得きっぷ」と「羽得2枚きっぷ」は段違いにお得。

地方空港から出発する前に買っておく必要があるので、絶対買い忘れないように注意して行動しましょう。


羽田空港から熱海・伊豆方面に向かうなら、京急横浜でJRに乗り換えするのが最も効率的です。

京急のお得なきっぷだけでなく、JR乗車券の分割購入というマニアックな方法で小銭を節約するとさらにおもしろいですよ。


羽得きっぷも羽得2枚きっぷも、羽田空港から泉岳寺(品川)・横浜方面に行く人にはお得すぎる内容です。

地方から東京へお出かけの時は「2つのお得なきっぷ」を上手に活用しましょう。



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