日本を代表する航空会社といえば、JALかANAですね。
正式にはJAL=日本航空、ANA=全日本空輸です。
どちらも世界各国と日本を結ぶ国際定期航路を運航し、私たちをどこにでも連れて行ってくれます。
もちろん、国内路線もたくさんありますから、とても身近な航空会社といえます。
さて、私の友人は全日空が好きなようで、いつも「日航はだめだ」と言っています。
しかし、私は「JALとANA、どっちが好き?」と問われれば、『日本航空が好き』です。
長いこと飛行機に乗るのを可能な限り避けてきた私ですが、なぜか日本航空が好きです。
今日は「日本航空が好きな理由」をなんとなーく書いてみます。
日本航空が好きな理由
なぜJALが好きなのか、深く考えたことがありません。
感覚的に好きなんだと思いますが、必ず何らかの理由があるはずです。
企業やブランドを好きになるのは、全体的なイメージと品質面の満足がある程度の高い水準をクリアすればいいのかなと考えています。
当然ながら、JALもANAも日本の会社ですから、サービスの品質は問題ないという前提です。
でも、それだけじゃないような気がします。
私が日本航空を利用することにしているのは、むしろ感覚的な部分が影響していますね。
もう、はっきり言って好き嫌いのお話です。
好き嫌いの判断ポイント
日本航空のロゴマークはかっこいい
これは私にとって一番重要。
日本航空のマークは「鶴丸マーク」です。
青い空に浮かぶ白い機体と真っ赤な鶴丸マークは、燦然とはためく国旗のように凛々しいものです。
青・白・赤の色の組み合わせはいつみても美しいですね。
昔、シンガポール航空を利用してチャンギ国際空港に到着したとき、遠くに日本の飛行機が停まっているのが見えました。
そうです、外国の空港でひときわ目を引く日本的な独特の意匠「鶴丸マーク」です。
初めての海外で不安もありましたが、なぜか鶴丸マークを見つけてホッとしました。
「こんなところにも日本の飛行機が毎日来ているんだなぁ」という安心感。
こんなに安心できたのは、やはりどこから見ても「日本的」な日本航空の秀逸なロゴマークの賜物。このマークは日本航空が好きになった大きな要素です。
フラッグキャリアは日本航空
日本航空は、昭和28年(1953年)に日本航空株式会社法により政府から10億円の出資を受けて設立されました。
日本国内の主要路線で運行したほか、国内で唯一国際線定期航空運送事業の免許も受けていました。
日本航空は日本の航空会社として初めて国際定期路線を持った会社です。
政府系の会社として戦後の復興期を支え、空を飛ぶ自由を回復した日本人を遠い国に運んだのは「フラッグキャリア=国を代表し国際線を運航している航空会社」。
それこそが日本航空です。
現在は政府の出資もなく、政府専用機の整備もANAに譲ることとなってしまいました。
また、かつては悲惨な事故や経営破たんも経験しています。
今の日本航空はフラッグキャリアとは言えないでしょう。
しかし、日本航空は戦後の歴史の中で力強く日本経済の発展のために人を運び、物を届けて世界と日本を結び付けてきました。
悲しくつらい経験を乗り越えて、二度と重大な事故や危機を起こさないように再スタートした日本航空は、いまでもANAと並んで日本国を代表する航空会社であることにかわりはありません。
日本人の根底的な「判官びいき」
日本人はなぜか「弱いものに味方したくなる民族」です。
わかりやすい例が、源義経ですね。
九郎判官義経は兄の将軍頼朝から討伐されてしまいますが、いまでも義経の伝承が多く残っています。
逆境にあっても一生懸命に未来を切り開こうとする姿に、共感し応援する気持ちがわいてくるのは「日本人の性分」です。
JALはかつて経営破たんして会社更生法が適用されたので、イメージが良くないという方もいるでしょう。
私は、「だからこそ、がんばれ」と応援しています。
経営に失敗したことは過去の汚点として消えることはありません。
一方で長年フラッグキャリアとして世界の空を飛び、日本の航空産業の発展過程で大切な役割を果たしてきた歴史も事実。
困難を乗り越えて、世界の空で鶴丸マークの飛行機が飛び続けることを応援したいなぁと思います。
大好きなJALをお得に利用する方法
日本航空を応援する人たちは、「飛行機に乗るならJAL」と決めている人も多いのです。
ワンワールドアライアンスに所属する日本航空はマイルを活用するとかなりお得に乗ることができます。
特に国内線はかなりお得に利用できるため、さらにJALが好きになってしまいます。
JALマイレージバンクを活用して特典航空券を手に入れる
飛行機をお得に利用するためには、マイルを活用するのが一番です。
JALマイルを貯める「JALマイレージバンク」
「JALマイレージバンク」は、JAL便への搭乗や宿泊・ショッピングなどで貯めたマイルを、飛行機に無料で乗れる特典航空券や電子マネーWAON、e JALポイントなどに交換できる日本航空のマイレージサービスです。
JAL国内線の場合、通常なら片道6000マイル・往復12000マイルから特典航空券に交換することができます。
さらに、ディスカウント期間なら片道5000マイル・往復10000マイルから特典航空券に交換することもできます。
最近は新幹線との激しい価格競争を繰り広げているため飛行機の割引運賃も充実していますが、やはりマイルを使って飛行機に無料で乗れる特典航空券は魅力的ですね。
特典航空券を手に入れるために必要なマイルを効率的に貯めるには「とにかくJALで飛び回る」のがいいですが、出張族でもない限り頻繁に飛行機を利用することはありません。
しかし、JALマイルは飛行機利用時だけでなく、インターネットショッピングや飲食店など日常のお買い物でも貯めることができます。
実は日常の買い物だけでも地味にマイルって貯まるんですよ。
たとえば、ユニクロのオンラインショップもJALマイレージバンク会員なら300円ごとに1マイルもらえたりします。
ファミレスやコンビニなど案外身近なところでマイルを貯める機会が眠っているんです。
そんなJALマイルをさらに貯めるために必携のアイテムもあります。
JALカードがあればさらにマイルが貯まる
JALマイレージバンクはJALカードを持っていなくても登録できる会員サービスですが、なんといってもJALマイルの貯まるペースが遅いのです。
ユニクロの例でも触れましたが、300円で1マイルだと特典航空券を手に入れるためにいくら買い物すればいいのか、、、
JALマイルをしっかり貯めていくためには、やはりJALカードがあったほうがいいんです。
たとえば飛行機に乗った時
「搭乗の距離と航空券の運賃に応じたマイル」、JALカードに入会後初めての搭乗で「最大5000マイルの入会搭乗ボーナスマイル」、毎年最初の搭乗で「最大2000マイルの毎年初回搭乗ボーナスマイル」、搭乗ごとに「フライトマイルの最大25%が加算されるボーナスマイル」がもらえます。
たとえば買い物した時
通常なら200円の買い物ごとに1マイルがもらえますが、ショッピングマイルプレミアム(カード年会費+3240円)に加入していれば100円につき1マイルがもらえます。
また、「特約店」で利用すれば100円で2マイルもらえます。
ブリティッシュエアウェイズのマイルを活用して特典航空券を手に入れる
この方法はJALマイレージバンクよりもお得な面もあります。
そのため最近は利用する人が増加している模様です。
岡山ー羽田のような路線ではまだ問題なく予約とれますが、人気路線だと予約がとりにくいかもしれません。
Aviosを貯めるブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブ
「エグゼクティブクラブ」は、BA便への搭乗で貯めたAvios(=マイル)を、飛行機に無料で乗れる特典航空券に交換できるブリティッシュエアウェイズのマイレージサービスです。
なぜかBAではマイルと言わずにAvios(読み方はアビオス)と言いますが、わかりにくいのでここから先は「マイル」と言います。
BAマイルでJAL国内線の特典航空券をとる場合、通常なら片道4500マイル・往復9000マイルから特典航空券に交換することができます。
JALマイルより少ないマイル数でいいんです。
少ないマイルでJALに乗れるのは魅力的ですね。
こんなにお得にJAL便に乗れてしまうと、JAL好きになってしまうのも当然です。
BAマイルはポイント移行で貯める
JAL好きを増殖させてしまうであろう大変魅力的なBAマイル、実はJALマイルのようにクレジットカード決済で直接貯めることはできません。
「貯めれんのなら使えんじゃねーか」と怒られそうですが、貯め方があるのです。
私は何年も前からAMEXの利用で貯まったポイントをBAマイルに交換しています。
AMEXによる交換レートの改悪もありましたが、それでも12000ポイントあれば10000BAマイルには交換できます。
あるいはBAマイルを買うこともできます。
BAマイルの貯め方はまた別の機会に詳細を記載しようと思いますが、JALに気軽に乗れるお得な特典航空券であることは間違いありません。
まとめ
日本の航空会社はJALもANAもちゃんとしてます。
どちらを利用しても不快になることはないでしょう。
世界の国と安全に結ばれる大切な日本の航空会社をこれからも応援し続けたいと思います。
なんとなーく、私は日本航空=日本の飛行機と思っています。
JALマイレージバンク・JALカード・そしてブリティッシュエアウェイズ。
この3つを駆使すれば、JALのお得な乗り方も見えてきます。
ANAに味方する人が多いですが、マイルもANAに比べりゃ貯まりにくいですが、それでもJALは地味にいいサービスを提供しています。
私はこれからも飛行機乗るなら基本はJALで通していきたいと思います。