先日マリオットホテルの公式サイトを閲覧しつつ、お得な宿泊プランを探していたときのこと。
取り返しのつかない失敗をしてしまいました。
マリオットホテルの宿泊プランには早期予約に対する割引を大きくした「事前決済タイプ」のものがあります。
実は最近こういう宿泊プランは各ホテルの顧客囲い込みの手法として増えているようで、マリオット系列でも採用されているんですよね。
事前決済タイプのデメリット
事前決済タイプの大きなデメリットは「事前決済後の取り消しや変更は不可」で「キャンセル料は宿泊費の全額」となっていたりと、けっこう制限が厳しいこと。
そして、制限が厳しいわりにマリオット会員価格に比べて魅力の薄い価格で提供されています。
圧倒的に安くて予約変更や取り消しの制限が厳しいなら理解できますが、価格差がわずかならあえて変更・返金不可の縛りがきつい宿泊プランを利用することもありませんよね。
普段の私なら計画の変更に対応しにくい「事前決済タイプ」なんて予約することありません。
しかし、どうしたわけか誤って予約ボタンをポチッと押してしまいました。
相当しくじった感がありましたが、ポチッと押したら最後です。
半泣きになりながら予約ボタンをポチッと押した自分が悪いんだと言い聞かせて、キャンセル料として宿泊費全額を支払うしかないんだと諦めモードに。
しかし、世界のマリオット様が間違ってポチッと押した人を見殺しにするはずがないと勝手に希望を抱いてダメ元で予約センターに問い合わせることにしました。
事前決済タイプの予約取り消しに挑戦
東京のグローバル予約センターに電話して、間違って自分の意図しない「事前決済タイプの宿泊プラン」で予約してしまったことを伝え、変更や取り消しの対応についてどのようになるのか教えてほしいとお願いしてみました。
あくまでもこちらが悪いので、平身低頭に。
「間違って押しても予約したのはあんたでしょ」って言われたら、反論のしようがありません。
グローバル予約センター:「予約は何時ごろなさいましたか??」
わたし:「昨日の午後9時ぐらいです。」
グローバル予約センター:「24時間以内のご予約ですね。」
わたし:「そうです。」
もしや、予約した時間が関係するのか??
しかし、事前決済タイプの清算はあらかじめ登録しているクレジットカード情報からすでに完了しているはずです。
グローバル予約センター:「このお電話でご予約を取り消しておきます。」
わたし:「キャンセル料が宿泊代金と同額必要となっていましたが、どうなりますか??」
グローバル予約センター:「必要ありません。」
わたし:「事前決済タイプでも不要なんですか?」
グローバル予約センター:「予約から24時間以内なら決済になっていないためキャンセル料不要です。」
わたし:「わかりました、ありがとうございます。」
うれしすぎます。
予約してから24時間以内であれば、事前決済タイプでもキャンセル料がかからないものがあるようです。
しかし、そんなこと予約画面では一切触れてなかったですけどね。
何はともあれ、無事にキャンセル料なしで予約取り消しできてよかったです。
公式サイトからの予約でも慎重に
今回は運よく??キャンセル料も取られることなく予約取り消しが完了しました。
予約から24時間以内であればカード決済が完了していないため、キャンセルしてもキャンセル料がかからないという説明でしたが。
すべての宿泊プランで同様の取り扱いなのかは不明です。
SPGアメックスをお得に活用する人を中心にマリオット系のホテルを利用する人も増えていますが、予約手続きの際は宿泊プランの内容を十分確認してから予約ボタンを押すようにしましょう。
予約の取り消しや変更が可能なプランを基本にすることで柔軟性が高く、価格面でもお得な宿泊を実現することができるのもマリオットの楽しみ。
「事前決済タイプ」は完全にスルーで考えてもいいくらいです。
公式サイトからの予約が便利ですが、思わぬ間違いを犯さないようくれぐれも慎重に吟味して予約することをお勧めします。