貧乏人という言葉、けっこうきつい響きですね。
しかし、世の中には貧乏人がたくさんいます。そしていつまで経っても貧乏から抜け出すことができずにお金に追われる人生を歩む人のたくさんいます。
今回の話は貧乏がダメだというのではありません。
貧乏でも自分自身の暮らしに満足している人は幸せだと思いますし、逆にお金持ちでも暮らしに満足していない人は不幸せだと思います。
あくまでも貧乏人はお金の巡りが良くない人ってことで。
今回は貧乏人がどうしていつまで経っても貧乏人なのかを理解するために特徴をまとめておきたいと思います。お金に追い回される人生を送りたくない人は特徴を理解しておくことをおすすめします。
貧乏人は性格が悪いというのは間違い
まず、これだけは言っておかなければいけません。
貧乏人は性格が悪いというのは全く乱暴なまとめ方です。
お金のめぐりがよくない状態を貧乏を言います。
貧乏という言葉は経済状態を表すものであって、性格を表すものではありません。
お金がないから性格が悪いのではなく、お金がないと心の余裕がなくなるのです。
お金がないと支払日に手持ちのお金が足りるかどうか不安に駆られてしまいます。
お金がないと欲しいものを自由に買うことも難しくなります。
お金がうまく回らないから「お金のことを常に考え続けないといけない」のです。
そうなると、ちょっとした金額でもケチケチしないといけないとか、自分だけはお得なお金の使い方をしたいとか、周りから見ると独善的な行動をとりがちになるかもしれません。
しかし、お金がなくてもニコニコしている人はたくさんいます。お金がなくても周りに心遣いする人もいます。逆にお金があるのにいつもしかめっ面で、自分のことしか考えない人もたくさんいます。
お金がうまく回っていない人を「貧乏だから性格が悪い」とひとくくりにしてしまうのは、とても乱暴で失礼な話です。
とはいえ、お金がないよりもあったほうがいいはず。
やはりお金がスムーズに回っていると心に余裕が生まれます。
貧乏だから性格が悪いというのは的外れは話ですが、お金がうまく回らない「貧乏人」になってしまう人にはいくつかの特徴があります。
貧乏人にならないようにセルフチェックしてみましょう!
貧乏人にありがちな2つの行動
あなたも普段何気なくやっているかもしれない要注意な行動です。もし自分自身の行動がとてもよくあてはまっている場合には一刻も早く行動を改め、お金が回ってくる生活スタイルをめざしましょう。
衝動買い
欲しいものがあると後先考えずに買ってしまう人は要注意です。
「ブランド品のバッグが日本国内で限定100個だから、絶対欲しい!!」
こんなこと言ってる人いっぱいいますよね。
私から見れば「それ必要なの??」ってなりますが。
あるいは「新型のiPhoneが発売になったから買ってみた!」
私から見れば「前の型でもまだ使えるでしょうに」ってなりますが。
衝動買いをしないための考え方
衝動買いをしてしまう人は「欲しい物」を買っているに過ぎません。
「欲しい物」ではなく「必要な物」を買う人は決して衝動買いをしません。
衝動買いをしない人は、「欲しいと思った物」が暮らしの中でどのように役立つのかイメージし費用対効果を考えます。
そして「欲しいと思った物」が「必要な物」かどうか考えます。
もし、費用対効果がよくなければ「必要」ではないため購入しません。
もし、費用対効果がよければ「必要」なので「いますぐ必要か」を検討します。
「いますぐ買わないと明らかに損失が発生する」ってことあります??
基本的にそんなことないですよね。つまり「欲しい物」の大半は「今すぐ買わなくても困らない物」ってことです。
大切なのは「欲しいと思う気持ち」にブレーキをかけてあげることです。
順番を追って考えて買う習慣をつければ「欲しい!!」と思っても「不要不急」とブレーキをかけて衝動買いを回避することにつながるのです。
人間は自分の都合のいいように物事を考えます。
欲しい物があれば買うための理由を探すんですね。
なので、あえて自分の心とは反対の問いかけをしてみるんです。そうすると衝動買いによって失われるお金と得られる満足感を天秤にかけることができますね。
貧乏人はどうしてもこの作業ができません。
理性的に考えることができればお金の流れが変わるのに。
あなたは大丈夫ですか??
ギャンブルが好き
これは衝動買い以上に危険な行動です。
お金持ち体質の人はやりません。
ストレス発散にパチンコや競馬、ボートなどいろいろなギャンブルにのめりこんでいく人がいます。
特に男性の真面目なタイプ。
これが一番危険です。
ギャンブルは運営側が儲かるようになっていますから、参加者は絶対に儲かりません。
真面目タイプの男性がギャンブルに参加すると負けます。
そして、損します。
真面目なので損したお金を取り戻そうとします。
意味不明かもしれませんが、そんな人がたくさんいます。
家族に黙って自分の力でどうにか損を取り返そうとするんですね。
お金がいくらあっても足らないです。いつまでも貧乏ですね。
ギャンブルにのめり込まないための考え方
ギャンブルで儲かるはずがないと理解して少額で遊ぶならOKですが、参加者側が常に負けるという単純な事実が理解できない人にはつける薬がありません。
好きなギャンブルを思う存分楽しんでお金が無くなったらカードローンを利用して、それでも足らなくなれば消費者金融を利用して、まだまだ足らなければ闇金に手を出して、最後は自己破産でもなんでもしてください。
当然一家離散も覚悟ですね。
それだけの覚悟でギャンブルするくらいなら、自分で新規事業でも起こして死ぬ気で仕事したらお金持ちになれる気がしますが。
遊ぶ程度ならOKと言いましたが、借金してまでギャンブルするのは遊びではないですね。
これはもう病気です。
きっと銀行はある程度まで気持ちよく貸してくれますよ。
審査が通る限り貸し続けて、最後は貸してくれなくなります。
この場合「晴れの日に傘を貸し雨の日に傘を取り上げる」ではなく、「貸した傘をことごとく壊し続けて最後は貸せる傘がなくなった」って感じですから銀行は悪くないです。借りてまでギャンブルした人が悪い。
そんな風に見られます。
もし、すでに借金してギャンブルしてるって人がいたら早目に借り換えて全部返してしまう計画を立てましょう。借りるの一瞬、返すの一生です。
早ければ早いほどリセットしやすいですからね。
2つの行動に共通すること
衝動買いもギャンブルも使い道は違いますが共通する要素を持っています。
それはお金の使い方が「浪費」になっているということです。
お金は使えばなくなります。しかし使わなければ意味がありません。
お金を使う行為自体は全く問題ないのですが、使い方が「浪費」なのは大問題です。
使ったお金が体験や知識として蓄積されるような「投資」であれば、いずれ新しいお金を得るためのエネルギーとなるはずです。
同じようにお金を使う行為でも「浪費」と「投資」では雲泥の差があります。
浪費が貧乏人をつくる
自分のところに回ってくるお金を生かすも殺すも使い方次第です。
楽しみや自己満足のためにお金を使うことがあってもいいですが、考えなしにお金を浪費する行為は決してあってはならない行動です。
ブランドイメージだけでハイブランドの商品に飛びついている人はハイブランドのカモでしかありません。
毎日毎日ギャンブルに参加する人は興行主の財布でしかありません。
それで幸せならいいのです。
お金の心配をすることなく、心豊かで文化的な暮らしを楽しみたいと思う人は浪費をやめるべきです。
私たちが手にすることのできるお金なんて大した額ではありません。
しかし、大した額ではないからこそ「浪費」して終わるのか「投資」して何倍もの価値にするのかの判断が大切です。
間違いなく言えることは、「浪費は貧乏人は作る」ということです。
あなたは「浪費」と「投資」のどちらを優先したいですか??
お金持ちは「投資」を優先します。
今の暮らしで幸せなら、あえて行動を変える必要はないかもしれません。
「浪費」と「投資」のどちらがあなたに幸福をもたらすのか、考えてみるのも面白いかもしれません。