THE 4th FOURSEASONS
東京大手町、ひいては日本経済の中心地に昨年オープンした椿山荘(現在リブランド)、丸の内、京都に続く国内4つ目のフォーシーズンズにやってきました。
たびたびランチやカフェで訪れてはいたものの、宿泊するのは今回が初めてです。場所柄パブリックゾーンにもエグゼクティブらしき人姿がちらほら見かけられる、都内随一のハイエンドなラグジュアリーホテルです。
OASIS IN THE AIR
エスカレーターホールから最上階のロビーにあがった瞬間、オリエンタルと西洋がミックスされたようなラグジュアリー空間が目の前にひらけてきます。
ドレープの柱とどこまでも続く高い天井が日常との隔絶を演出していますね。
今までのホテルにはない、どこの国や文化ともつかない多種多様な意匠と柔らかさがあらゆるところで主張しています。
ちょうどティータイムにチェックインしたようで、ラウンジはいつものごとく、くつろぎ憩う人々で賑わっていました。
写真を撮っていると、マネージャーらしき人がここがベストショットだよ、と客室へのエレベーターホールからレセプションへのアングルまで案内してくれました。
たしかに計算され尽くしたアングルです。
立体造形的なフラワーアレンジメントと天井の文様が印象的なレセプションでチェックインをします。
ここにしばらくいると、他のホテルとは違い、総支配人のアンドリュー氏や各部門マネージャーが頻繁に姿を表して打ち合わせをしたりするのがわかるでしょう。
IMPERIAL VIEW
ロビーから下階に移動してお部屋へ。
以前食事に訪れた際に広報マネージャー様にお部屋をいくつか見学させていただきました。
ベッドルーム・バスルームともに皇居に面したこちらのお部屋がとても素晴らしく印象的でした。
そんな体験から今回の滞在では皇居に面したお部屋を選びました。
この日は運よく快晴で、眼前に東京の中心に鎮座する大きな緑地が広がります。
EST
部屋でしばらく寛いだあとは恒例の館内見学です。
印象的なライブラリーのコリドーを抜けた先にあるフレンチレストラン・エストを訪れます。
シェフは元ハイアットリージェンシー東京の名シェフ、ミシェル トロワグロ氏です。
煌びやかな内装とは裏腹に、ランチ・ディナーともにコースは他の五つ星ホテルと同じくらいの価格帯でしたので、次回チャレンジしようと思います。
いつもお世話になってるクライアント様から小林明日香氏の桜の絵画を確認してほしいと事前リクエストを受け、個室をチェックさせてもらいます。
空間に溶け込んでいながらもしっかりと主張する素晴らしい作品でした。
SPA
そして次はスパに。この後打ち合わせで外出を控えていたため、泳ぐのは翌朝にしてロッカールーム内の温浴施設を楽しみました。
よくある木ではないモザイクタイルのスチームサウナが新鮮でしたね。
その後プールに立ち寄り、ゆったりと水面前のソファで寛ぎます。
プールの浴槽は金属でできており、光の反射が力強く空間を彩っていました。
夕方、外での打ち合わせを終わらせて[帰宅]すると、昼間とはまた違った艶やかな夜の顔が迎えてくれます。
VIRTU
エストの入り口脇の隠し扉の向こうには、知る人ぞ知る隠れ家ラウンジ、ヴェルテュが。
[徳]という言葉がアイロニーに思えるほど、密やかで色気のある空間です。他のお客様も雰囲気あるいでたちでした。
そんななか、イタリアンダイニングのピニェートでつくられた名物ピッツァ・マルゲリータをほおばりながら、カクテル片手に物思いに耽ります。
NIGHT POOL
夜のプールを一眼見ようと再びスパに訪れます。
もはや昼とは別世界と言えるほどの煌びやかとコントラストです。
GOOD NIGHT
そしてバスタブに浸かりながら緑が暗転した景色をしばし眺めたあと、就寝します。
今回は館内が充実しているため、寝室の滞在時間はそれほど長くはありませんでした。
それゆえバスルームなどのリラクゼーションタイムが意外と重要になってきたりします。
PIGNETO
そしてこのホテルでむかえる、はじめての朝です。
起床して朝食会場のイタリアンダイニング ピニェートに向かいます。
ここは以前、昼夕来てますが、朝食としては初めてです。
セットでいただいたサラダには、ベーコンに包まれたポーチドエッグがひそんでいました。
フルーツやデニッシュといい、全体的に眼にも美味しいプレゼンテーションです。
屋上のテラス席も開放されつつあるとのことです。
SEE YOU AGAIN
そして、いっときのお別れをつげ、見送られながらホテルを後にします。
今回は仕事をしながらの滞在でしたが、まったくストレスを感じさせない完成度とホスピタリティでした。
ビジネス・レジャー双方において現時点で都内最高峰のホテルではないでしょうか。
【滞在場所】