庭のホテル滞在記【都心のマイクロハイダウェイ】

旅行にまつわる話
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水道橋の雑踏をかいくぐると、とつぜん鬱蒼としながらも凛とした庭園空間が目の前にあらわれてきます。


こちらこそ、リーズナブルながらインバウンドや建築関係者の間で度々ウワサにあがる「庭のホテル」です。

私もかって職場が近かったため、休日など詰めて仕事をするときや繁忙期の前泊に利用したりしていました。


豊かな庭園に面した気の利いた内装のレストラン「流」などもあり、デートや会食など活躍の場は多岐にわたります。


周辺に観光的なアクテビティが充実してるわけではありませんが、大通りから踏み込んだひっそりした立地に建つミクロな秘境ともいえるでしょう。

もちろん近くには観光どまんなかの東京ドームシティがありますが、享楽的なポップさとは対照的なひっそりしたハイダウェイ感をこのホテルは醸し出しています。

実際のところ土地柄上、医療系など学際関係者の利用も多いそうです。

庭園の誘い

チェックインより小一時間ほど早くついたので、レストラン「流」でしばし待機することに。

自然と緑豊かな中庭に向かい合うカウンターに腰をおろします。


カベルネがハウスワインですがコーヒーよりお手頃だったので、昼から自堕落に飲んで過ごす流れに…。



建物は比較的あたらしいものの、土地なりオーナーさんなりにまつわるエピソードはふんだにありますので、下記公式HPリンク参照ください。

https://www.hotelniwa.jp/story/


枯山水的廊下

さてチェックインを済ませ、部屋へ向かいます。

常連ではありますが、最上階15Fをアサインされたのは初めてです。


相変わらずニクいアルコーブ照明が灯籠のように映える、枯山水をモチーフとした廊下ですね。


水道橋の贅沢茶室

36m2のプレミアムツインは文京区の雑踏に浮かぶ「茶室」でもあり、GoTo前からも十分リーズナブルに使わせていただいていた部屋です。


ジュニアスイート的配置ですがベッドや家具類も低くチョイスされ、和の風情を醸し出しています。

カーペットは畳のテクスチャーを拡大したようなパターンですね。


なんといってもこの部屋の強みはこの水回りでしょう。


シティホテルのスイートレベルの満足度をもたらせてくれます。

備えつけのジャグジーはいつでも私のココロをリセットさせてくれますね。


静かなる宴

さて、夜も更けてきたところでふたたび「流」にて今宵至福のバータイムです。

中庭に面してこんな立派なワインセラーがあるとは気づきませんでした。


予約の2時間前に入ったのですが、そのままハッピーアワーのツマミとともに、ディナーになだれこむ流れとなりました。


オニオングラタンスープとサーモンマッシュルームのクリームパスタを注文すると、シェフがアペタイザーをサービスしてくれました。



いずれの料理も定番ですが、ひとりのときは「孤独のグルメ」の主人公のように、気取らず食べたいものを食べる主義ですね。
お腹(お財布)と相談しながら、満足感の高い夕食を味わえました。



レッドよりのブラウンを基調とした「緑」は庭園の緑を対比で際立たせる、よく計算された色彩空間といえます。


和料理の「禄」もチラッとみましたが、一人で来てることもあり会席一式を食べるほどのお腹でもないので、次回の楽しみとしておきます。


高密な庭園空間

夜の「庭」をそぞろ歩きします。

この限られた敷地でここまで濃厚な「ハイダウェイ」をつくるのは、設計でもかなりの腕前が必要となりますね。


日本庭園の手法を建築内まで応用している感じからして、まさに【庭屋一如】の思想を貫いています。

ライトアップも効果的によく考えられています。


そして就寝

さて、就寝前のバスタイムです。

低層部の日本庭園と客室ジャグジーまわりの都会感とのギャップが良いですね。


朝日とTV

朝もふたたびバスタイムです。

水はオーバーフローでなく床から流す形式なので、掛け流しのようにたっぷりお湯を張ることができます。(エコの観点からは好ましくありませんが…)


窓からはお茶の水方面にノーマンフォスター設計のセンチュリータワーが見えます。10年以上前ですが、その裏手に住んでいた記憶がよみがえりました。


進化形朝食の前ぶれ

さて、朝食でふたたび「流」に向かいます。

本来は衛生のためのカトラリーボックスですが、ここまで作り込まれるともはや演出(プレゼンテーション)の一部ですね。


申し訳なくなるくらいの充実した朝食です。

今朝はベジタブルセットを頼みました。

バルサミコ酢やレモンベースなど四種類のドレッシングがそろえられています。


そして次の宿へTO BE CONTINUED

朝さんぽ。

一歩外に出れば水道橋の雑踏ですが、こんな至近距離で朝のお庭散歩が楽しめるとは感動ですね。


やはり他を知ればしるほど、ここは「名ホテル」です。



それではチェックアウトを済ませ「定宿」を後にします。

こちらのホテルもまた何度でもお世話になることでしょう。




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この記事を書いた人
深尾紀彦

ステイ・アート代表
ホテルを中心に様々なアートプロジェクトやコンテンツ制作をおこなっています。
一級建築士でホテル・リゾート企画設計、デザイン等も行います。
ホテルでなにか新しいこと、面白いことをしたい方はぜひご相談ください!

twitter ⇒ @noristay1
Gmail ⇒ norihiko.fukao@gmail.com

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