東京モノレールで一番おトクな割引きっぷはどれか

旅行にまつわる話
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羽田空港から都内や周辺地域へ移動する方法はいろいろあります。

リムジンバス・京急・モノレールなどですね。


行きたいところに合わせて一番便利な移動方法を選ぶことになりますが、「都内の山手線沿線に行きたい」って人も多いはず。


そんな時、わたしはモノレール使ってました。

東京モノレールには「お得なきっぷ」があるので、うまく利用すれば割安な運賃で目的地まで行くことができます。

ということで、今回は羽田空港から都心へのアクセスに便利な「東京モノレールのお得なきっぷ」について掘り下げます。

「羽田空港から都心へ」は東京モノレールも早い

羽田空港から都心に移動する交通手段といえば、昭和39年開業の東京モノレールです。

東京モノレールは、モノレール浜松町ー羽田空港第2ビル間の約18キロの区間を最速17分(空港快速)で運転しています。


日中は平均4分間隔で運行していますから、待ち時間も気になりません。

山手線の主な駅からのアクセスも割と早いのでいい感じです。

では、実際に羽田空港から山手線の主な駅までどれくらいの時間があれば到着するのか確認してみましょう。


モノレールは浜松町で乗り換えが必要

東京モノレールを利用して都心に移動するといっても、モノレールは山手線を走れません。

モノレールは羽田空港から浜松町の間を走っているので、山手線の主な駅にいくためには浜松町で乗り換えが必要です。


モノレール浜松町はJR浜松町駅とつながっているためモノレールを降りてから簡単にJRに乗り換えることができます。


京急とモノレールの所要時間を比べて判断

羽田空港から都心に出るときに、「モノレールで行くか、京浜急行で行くか」を迷うことってありませんか?

行先によっては最適な移動手段が変わってくるので、京急とモノレールのどちらが早いか考えるポイントも整理しておきましょう。


判断する時のポイントは乗換駅です。

  • モノレールなら浜松町から都心各駅に移動
  • 京浜急行なら品川駅から都心各駅に移動

乗換駅の違いで考えるとシンプルに判断できます。


浜松町と品川の間には1駅、田町という駅があります。

田町駅を挟んで東京・上野方面にあるのが浜松町駅、新宿・池袋方面にあるのが品川駅です。


この位置関係を基準に考えれば、羽田空港を出発して浜松町駅から上野駅の間にある山手線の駅に行くのであれば、モノレールを利用するほうが便利です。

逆に、品川駅から池袋駅の間にある山手線の駅に行くのであれば、京浜急行を利用するほうが便利です。


京浜急行も捨てがたい

京浜急行はこんな時にとても便利です。

  • 羽田空港から新宿・池袋方面へ行く時
  • 品川で新幹線に乗り換える時

最近は相互乗り入れが増えたりして便利になっているので成田・千葉方面へのアクセスも楽勝。


わたしは京浜急行も好きなので利用してます。

所要時間は羽田空港ー品川間で最速15分程度。

以前、羽田空港から伊豆方面に出かけた際には京急を利用して鉄道旅を楽しみましたよ。

行先によってはお得なきっぷを活用できるので、京急も選択肢として見逃せません。


そんな京急に対抗している東京モノレールですが、普通運賃で利用するとけっこう高い。

そして、浜松町からJRに乗り換えてさらに運賃が増えていきます。

羽田空港からの利便性だけじゃなく、運賃面でもいい感じにくれると利用者は助かります。


で、東京モノレールのお得なきっぷを発見。

内容によっては京急利用とさらに悩む感じになるかもしれません。


東京モノレールのおトクなきっぷ

東京モノレールのおトクなきっぷを最大限活用するには、きっぷの特徴を理解しないといけません。

有効期間や想定される使い方を考えて、おすすめの使い方を説明します。


モノレール羽割往復きっぷ

モノレール浜松町駅と羽田空港国際線ビル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅間の往復で利用できるきっぷです。


「モノレール羽割往復きっぷ」は、おとな800円・こども400円。

普通運賃に比べて、おとな180円・こども100円がそれぞれおトクになります。


ちなみに有効期限は10日間です。


モノレール羽割往復きっぷの注意点

このきっぷの注意点は2つ。

1つ目の注意点は、購入場所が限られていることです。

  1. 地方空港(17箇所)に設置している東京モノレールの自動券売機で買う
  2. JTB・日本旅行・近畿日本ツーリスト・ジャルパック・ANAセールス旅行商品取扱会社での旅行商品等とのセット発売

羽田空港ではモノレール羽割往復きっぷを買うことはできませんのでご注意を。


2つ目の注意点は、浜松町から先のJR線は乗車券を別に買わないといけないことです。

山手線沿線の主要駅には140円~260円程度でいけますが、この部分は自分で負担することになります。


乗り換えの際にSuicaやICCOCAなどの交通系ICカードを持っていればJRの改札もピッと通過できるので楽ですが、もっていない場合は券売機で切符を買う必要があります。


モノレール&山手線内割引きっぷ

羽田空港国際線ビル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅からJR山手線内各駅どこで降りても料金一律で利用できる土曜・日曜・祝日及び特定日限定発売のおトクなきっぷです。


「モノレール&山手線内割引きっぷ」は、おとな500円・こども250円。

普通運賃に比べて最大で250円お得になります。


モノレール&山手線内割引きっぷの注意点

このきっぷの注意点は2つ。

1つ目の注意点は、片道1回限り有効のきっぷであることです。


羽田空港から山手線沿線の目的地に移動する片道でしか利用できないため、帰りはJRと東京モノレールの普通運賃できっぷを買わないとダメです。

往復とも普通運賃できっぷを買うより安いですが、飛びぬけて安いわけではありませんね。


2つ目の注意点は、利用できる日が限られることです。

利用できる日は土曜・日曜・祝日と特定日と制限されています。

観光などで土日に東京へ向かう人は利用する機会があるかもしれませんが、ビジネスで利用するのはなかなか難しそうですね。


東京モノレール沿線お散歩1dayパス

土日祝日限定で東京モノレール全線が1日乗り放題になるおトクなきっぷです。

東京モノレール沿線で途中下車したり、到着日のうちに飛行機に乗って帰る場合には普通運賃よりかなり安くモノレールに乗ることができます。


東京モノレール沿線お散歩1dayパスの注意点

このきっぷの注意点は2つ。

1つ目の注意点は、浜松町から先のJR線は乗車券を別に買わないといけないことです。

山手線沿線の主要駅には140円~260円程度でいけますが、この部分は自分で負担することになります。


乗り換えの際にSuicaやICCOCAなどの交通系ICカードを持っていればJRの改札もピッと通過できるので楽ですが、もっていない場合は券売機で切符を買う必要があります。この点はモノレール羽割往復きっぷと同じですね。


2つ目の注意点は、利用できる日が限られることです。

利用できる日は土曜・日曜・祝日。さらに1dayパスなので、当日限り有効です。観光などで土日を東京で過ごすなら使えません。とんぼ返りの日帰り出張でも、土日で使うのはまれでしょう。


使い勝手がいい「モノレールのきっぷ」はどれなのか

3種類のおトクなきっぷをご紹介していますが、結局どれがいいのかいうお話をしたいと思います。

私の独断と偏見でしか判断していませんが、使わない順に載せてみます。


もっとも使わないと思う「モノレール&山手線内割引きっぷ」

これは使わないです。

浜松町からもっとも高額な運賃がかかる駅が池袋ですが、それでも260円。

片道が500円になったとしても、帰りは池袋から浜松町までの運賃にモノレールの普通運賃(490円)を合わせた750円を支払うことになります。


つまり、往復で最大1250円です。

普通運賃で往復した場合と比較してもわずか200円です。

利用制限が多々あるわりに、たいしたことない割引内容です。

使わないです。


機会があれば使うかもしれない「東京モノレール沿線お散歩1dayパス」

土日祝に東京行って日帰りするなら使うかもしれません。

このきっぷなら途中下車OKなので、羽田空港第1ビルから羽田空港第2ビルへの移動もモノレールで無駄に乗ることができます。


ひまつぶしに国際線ターミナルを見学するのもいいかもしれません。

1日乗り放題じゃなきゃ、モノレール使ってそんな無駄な移動はしないですけどね。


山手線沿線へのアクセスを考えれば、池袋までの往復運賃を考慮しても1220円。

日帰りの旅を想定するなら、モノレール&山手線内割引きっぷより自由度が高くて運賃も安いのです。


ぜひ利用したいのは「モノレール羽割往復きっぷ」

これが一番自由度が高いですね。


有効期間10日なので1週間程度の東京滞在でも利用できます。

山手線沿線へのアクセスを考えれば、池袋までの往復運賃を考慮しても1,320円。


他のきっぷに比べて明らかに高いですが、自由度が違います。


平日にも利用できるおトクな割引きっぷですから、利用頻度だって高いはずです。

ただ、注意点を見落としがちなので気を付けましょう!


「モノレール羽割往復きっぷ」の注意点

羽田空港に着いてからモノレール羽割往復きっぷを買おうとしても買えません。


飛行機に乗る前に、地元の空港にある券売機で買いましょう!

わたしはよく買い忘れて普通運賃を支払っていました。

注意不足で数百円分のお得を逃すのはもったいないです。


まとめ

今回は羽田空港から都心へのアクセスの便利な東京モノレールのおトクなきっぷを3つご紹介しました。


東京での滞在日程によって選ぶきっぷも変わると思います。

今回はもっとも自由度が高く使えるきっぷとして「モノレール羽割往復きっぷ」が一番いいきっぷとしました。


みなさんも東京方面へのお出かけプランに適したきっぷを選んで、ちょっとおトクに都会を楽しんでみましょう!



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この記事を書いた人

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